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小説 パチンコホール はじめての新卒採用

2010/04/01

vol.7 社内意見の収集


パチンコホール企業の新卒採用
10店舗以下のパチンコホール企業の「採用手法・仕組みの作り方」を小説スタイルで連載にてご紹介いたします。

小説 パチンコホール「はじめての新卒採用」vol.7

この物語は、首都圏に6店舗のパチンコホールを展開している、株式会社明治アミューズにて、企業としても自分としても初めて「新卒採用」をする担当者「渋谷達也」の奮闘記となっています。

おつき合いいただければ幸いです。



vol.7 「社内意見の収集」

渋谷は、まず取締役でもある営業部長を訪ね、率直に求める人物像についてたずねてみた。

営業部長は「とにかく、最近の若い者は弱くていかん! ちょっと何かあると弱音を吐く」「とにかく元気で、自分の意見をどんどん言えるような、少々生意気くらいでちょうど良いから、そういう人を採用してヨ」と一方的にまくし立てられました。

次に話しを聞いたのは経理部長である。
経理部は人員不足を訴えており、人員の補充を希望しているのです。

開口一番、「経理業務というのは特殊業務で、間違いが許されない部署だから、配属される人は誰でも良いというわけにはいかないんだよ」・「なかなか、居ないかもしれないけど簿記の資格とか持っている人が居たら採用してみてよ・・・」
意見は、ある部分では予想通りであり、ある部分では渋谷を大いに失望させるものだった。


渋谷はへとへとになって、自販機が並ぶ休憩スペースのソファーにどかっと腰を下ろした。

日頃、コーヒーはブラックしか飲まない渋谷だったが、無性に甘いものが飲みたくなり、砂糖とミルクがたっぷりと入っていそうな缶コーヒーを買って、一気に飲み干した。

その時である。「お疲れのようですね」という声が背後から聞こえた。
ソファーの背もたれ越しに振り返ると、そこには微笑みを浮かべた平川の姿があった。


「部長・・・」


溺れる者がわらにすがろうとする、そんな目で渋谷は平川を見ると、横に座った元の上司に、自分の「お疲れ」の理由を一気に話した。

しかし、話し終わるやいなや、渋谷は我に返って恥ずかしい気持ちになった。

人事部に配属になった以上、自分は平川の部下ではない、問題が起こってもそれは人事部内で解決すべきである。
そう渋谷は決めていたはずだった。
平川には、すべてが完結した段になって、ひと言「終わりました」と報告すればいい。
そうすれば、平川は黙ってうなずいてくれる。そんな絵を彼は心に描いていたはずだった。

渋谷は、「すみません」と言って下を向いた。


黙って渋谷の話を聞いていた平川は静かに言った。

「お前は責任感の強い男だから、そのぶん苦しみも多いことを俺は知っているが、どうだ、どうやったら物事がもっと楽に進むかという視点をもってみては? 社内のヒアリングから始めるというのは正解だと思うが、ヒアリングの結果をすべて集約しようとするのは必ずしも正解じゃないんじゃないか? 物事を前に進めるためには、切るべきところを切るという発想も大切だぞ」

そう言うと、平川は渋谷の肩をポンと叩いて去っていった。


しばらく呆然としていた渋谷だったが、平川の言葉が、何か別のフレーズと頭の中で響き合っていることに気づき、そのいわば反響音に彼は耳を澄ました。


「切るべきところを切るという発想も大切だぞ」


「どんな人を採用するのか?」
そう、平川の言葉は、先日、居酒屋で高原から告げられた言葉とはっきりと響き合っているのだった。








次回は「社外パートナー」








では!また。






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vol.8へ続く ⇒ コチラから






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